進学や就職、転勤、ワーキングホリデーなどをきっかけに、日本で新しい部屋を探す方は多いでしょう。
しかし、日本の賃貸物件は一年中同じ状況ではありません。部屋探しを始める時期によって、募集される物件数や引っ越し料金、契約手続きの進みやすさが大きく変わります。
そこで気になるのが、「引っ越し繁忙期はいつ?」という疑問です。特に初めて日本で暮らす外国人の方は、いつから物件を探せばよいのか分からないことも多いでしょう。
この記事では、日本で引っ越しが最も多くなる時期、部屋探しを始めるおすすめのタイミング、繁忙期のメリット・デメリット、引っ越し費用を抑える方法について分かりやすく解説します。
この記事で分かること
- 日本の引っ越し繁忙期
- 部屋探しを始めるおすすめの時期
- 繁忙期と閑散期の違い
- 引っ越し料金を抑える方法
- 外国人が部屋を探すときの注意点
引っ越し繁忙期はいつ?ピークは3月中旬から4月上旬
日本で最も引っ越しが多くなるのは、一般的に3月から4月です。なかでも3月中旬から4月上旬は、引っ越しの最繁忙期とされています。
日本では4月から新年度が始まるため、進学、就職、転勤などによる住み替えが一斉に発生します。そのため、賃貸物件を探す人だけでなく、引っ越し業者を利用する人も急増します。
引っ越しが特に混雑する時期
3月中旬~4月上旬
特に予約が集中しやすい日
3月下旬の土曜日・日曜日・祝日
この時期は希望日に引っ越し業者を予約できない場合や、通常より引っ越し料金が高くなる場合があります。引っ越し時期を自由に選べる場合は、ピークを少しずらすことも検討しましょう。
賃貸物件の繁忙期は1月から3月
引っ越し業者の利用が集中するのは3月中旬から4月上旬ですが、賃貸物件の部屋探しは少し早く、1月から3月に活発になります。
4月から学校や会社へ通う人は、1月から2月ごろに物件を探し始め、2月から3月に契約することが多いためです。
| 時期 | 部屋探しの状況 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1月 | 物件が増え始める | 春入居の部屋探しが始まる |
| 2月 | 申込みが増える | 人気物件は早く決まりやすい |
| 3月 | 最も混雑する | 物件も引っ越し業者も競争が激しい |
| 4月中旬以降 | 徐々に落ち着く | 引っ越し予約を取りやすくなる |
繁忙期に部屋を探すメリット
募集される物件数が多い
繁忙期は退去する人が多いため、新しく募集される賃貸物件も増えます。普段は募集が出にくい人気エリアや、駅から近い物件が見つかる可能性もあります。
複数の物件を比較しながら選びたい方にとって、募集情報が多いことは大きなメリットです。
春からの生活に合わせやすい
4月の入学や入社に合わせて契約できるため、学校や勤務先へ通いやすい場所に引っ越しやすくなります。
家具や家電、インターネット、電気、ガス、水道などの手続きを早めに進めれば、新生活をスムーズに始められるでしょう。
繁忙期に部屋を探すデメリット
人気物件が早く決まる
繁忙期は物件を探す人が多いため、条件の良い部屋にはすぐに申込みが入ります。朝に空室だった物件が、同じ日の午後には募集終了となることもあります。
気になる物件が見つかったときは、家賃、初期費用、設備、周辺環境などを確認したうえで、早めに判断することが重要です。
家賃や初期費用を交渉しにくい
入居希望者が多い時期は、貸主側が条件を下げなくても入居者を見つけやすくなります。そのため、家賃、礼金、フリーレントなどの交渉が難しい傾向があります。
引っ越し料金が高くなりやすい
3月下旬の土曜日や日曜日は、引っ越し業者への依頼が特に集中します。予約枠が少なくなり、通常期より料金が高くなる可能性があります。
「引っ越し繁忙期はいつなのか」を事前に確認し、可能であれば混雑する日を避けることが大切です。
部屋探しは入居希望日の何か月前から始める?
一般的な賃貸物件では、入居希望日の1か月から1か月半前を目安に、本格的な部屋探しを始めるとよいでしょう。
あまり早く探し始めても、管理会社や貸主が長期間部屋を確保してくれるとは限りません。現在空いている物件では、申込みから2週間から1か月程度で家賃が発生することもあります。
部屋探しの目安
- 希望条件の整理:入居日の約2か月前
- 物件検索の開始:入居日の1か月~1か月半前
- 申込み・審査:入居日の約3週間~1か月前
- 契約・鍵の受取り:入居日の数日前~当日
ただし、外国籍の方、海外から来日前に申し込む方、ペットと暮らす方、2人入居を希望する方は、対応できる物件が限られることがあります。このような場合は、約2か月前から不動産会社へ条件を相談しておくと安心です。
引っ越しの閑散期はいつ?
比較的部屋探しや引っ越しが落ち着きやすいのは、5月中旬から8月ごろです。ただし、地域や物件の種類によって状況は異なります。
春の新生活が落ち着いた後は、3月ほど入居希望者が集中しません。物件をゆっくり比較しやすく、引っ越し業者の予約も取りやすくなる可能性があります。
一方で、繁忙期より募集物件数が少ないこともあります。希望エリアや設備を細かく指定しすぎると、条件に合う部屋が見つかりにくい場合もあるため注意しましょう。
引っ越し費用を抑える5つのコツ
1.3月下旬を避ける
入居日を自由に選べる場合は、3月下旬から4月上旬を避ける方法が効果的です。特に4月第2週以降は、引っ越し業者の予約状況が比較的落ち着きやすくなります。
2.平日に引っ越す
土曜日、日曜日、祝日は予約が集中しやすいため、可能であれば平日を選びましょう。時間帯を指定しないプランを選ぶことで、料金を抑えられる場合もあります。
3.複数の引っ越し業者から見積もりを取る
同じ荷物量や移動距離でも、引っ越し業者によって料金やサービス内容は異なります。見積もりの金額だけでなく、追加料金、荷造りサービス、段ボールの提供なども確認しましょう。
4.不要な荷物を減らす
荷物が少なくなれば、使用するトラックの大きさや作業時間を抑えられる可能性があります。引っ越し前に不要な家具、家電、衣類などを整理しておきましょう。
5.家賃だけで物件を判断しない
家賃が安くても、学校や勤務先までの交通費が高い場合や、家具・家電の購入費用が多くかかる場合があります。
毎月の家賃だけでなく、管理費、保証料、水道代、インターネット代、通勤・通学費などを含めた総額で比較することが重要です。
外国人が繁忙期に部屋を探すときの注意点
必要書類を早めに準備する
外国籍の方が賃貸物件を申し込む際は、在留カード、パスポート、学生証、入学許可証、内定通知書、収入証明書などの提出を求められることがあります。
海外から申し込む場合は、在留資格認定証明書やビザに関する書類が必要になることもあります。提出書類が不足すると、審査開始が遅れる可能性があります。
外国人入居に対応した物件を探す
すべての賃貸物件が外国籍の方の申込みに対応しているわけではありません。また、「外国人相談可能」と記載されていても、在留資格、日本語能力、勤務先、学校、緊急連絡先などによって審査条件が異なります。
一般的な物件検索サイトだけで判断せず、外国人の賃貸契約に慣れた不動産会社へ相談すると、条件に合う物件を探しやすくなります。
申込み前に初期費用を確認する
日本の賃貸契約では、家賃以外に敷金、礼金、保証会社利用料、火災保険料、鍵交換費用、仲介手数料などが必要になる場合があります。
物件によっては、契約開始月の日割り家賃と翌月分の家賃をまとめて支払います。申込み前に初期費用の概算と支払期限を確認しておきましょう。
引っ越し繁忙期に関するよくある質問
Q.引っ越し繁忙期はいつですか?
A.日本では3月から4月に引っ越しの依頼が集中します。特に3月中旬から4月上旬がピークで、3月下旬の土曜日、日曜日、祝日は混雑しやすくなります。
Q.4月入居の部屋はいつから探せばよいですか?
A.1月ごろから希望条件やエリアを整理し、2月から3月に本格的な物件検索と申込みを進める方法が一般的です。ただし、早く申し込みすぎると、希望入居日より前から家賃が発生する場合があります。
Q.繁忙期は家賃も高くなりますか?
A.すべての物件で家賃が上がるわけではありませんが、入居希望者が多いため、家賃や礼金などの条件交渉は難しくなる傾向があります。人気物件も早く募集が終了します。
Q.引っ越し料金が安くなりやすい時期はいつですか?
A.3月下旬から4月上旬を避けた時期は、比較的予約を取りやすくなる可能性があります。土日祝日よりも平日、時間指定ありよりも時間帯を業者に任せるプランのほうが安くなる場合があります。
Q.来日前でも日本の部屋を申し込めますか?
A.来日前の申込みに対応している物件であれば可能です。ただし、在留資格認定証明書、入学許可証、内定通知書などを求められることがあります。オンライン内見や電子契約に対応しているかも確認しましょう。
まとめ|繁忙期を知って早めに準備しよう
「引っ越し繁忙期はいつ?」という疑問に対する答えは、一般的に3月から4月です。なかでも3月中旬から4月上旬は、引っ越し業者への依頼が特に集中します。
賃貸物件の部屋探しは1月から3月に活発になり、条件の良い物件には早く申込みが入ります。入居希望日の1か月から1か月半前を目安に本格的な物件探しを始め、希望条件や必要書類はさらに早めに準備しておきましょう。
外国籍の方や海外から来日前に申し込む方は、対応可能な物件や保証会社が限られる場合があります。時間に余裕を持ち、外国人向け賃貸に詳しい不動産会社へ相談することが大切です。
日本でのお部屋探しはwillowへご相談ください
希望エリア、家賃予算、入居希望日、在留資格などを確認し、外国籍の方も相談できる賃貸物件をお探しします。